2009年3月 2日
この本、なかなか凄いです。
日本語の文章の書き方についてこれほど目から鱗が落ちた感のある本は、
今まで読んだことがありません。
本多勝一といえばネット上で、というかネットが普及する以前から毀誉褒貶というか賛否両論というか
一部問題視される部分がなきにしもあらずですが、この「日本語の作文技術」に関してはそんなことは抜きにして、
一度は読んでおかないと、文章を書く上で、特に文章を書くことが仕事や生活において、
重要な部分を占めていると感じている方は、
まさに人生を損してしまうといっても過言ではありませんと、
断言してしまうぐらい、面白くて目からウロコ落ちまくりの一冊なのです。
最初の章では、例えば「見たままに書く」とか「感じたままに書く」等といった
学校教育でよく言われるようないわゆる"常識"を否定し、
日本語を客観的に把握して書くことを技術として文章を構築していきましょうという、
今では割と当たり前な議論から始まります。
で、凄いのはここからで、文章を書く上で非常に明快で分かりやすく、即効性があり、
なおかつ効果抜群の技術がこの「日本語の作文技術」では紹介されていくのです。
その一部を紹介しますと。
原則その一
説を先にし、句を後にする。
原則その二
長い修飾語は先に、短い修飾語は後に。
などという原則がありまして、
例えば
白い紙
横線の引かれた紙
どす黒い血痕がべっとりとついた紙
をひとつの「紙」として一文にまとめてみましょう。
これを
白い横線の引かれたどす黒い血痕がべっとりついた紙
としますと
まず「白い横線」の紙に血痕がついていると読まれてしまうでしょう。
「白い紙」というのがどこかに行ってしまいます。
これを先述の原則
説を先にし、句を後にする。
長い修飾語は先に、短い修飾語は後に。
に当て嵌めて、並べ替えてみましょう。すると、
どす黒い血痕がべっとりついた横線の引かれた白い紙
というかなり分かりやすく誤解のない文章に変形してしまうのです。
というわけで、もしかすると私の説明が下手くそすぎて凄さが伝わっていない可能性がありますが、
アマゾンのレビューでも「日本語の作文技術」は絶賛の一冊ですので、是非とも一度ごらんになってみて下さい。
コチラ
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日本語の作文技術 (朝日文庫)
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2009年3月 2日|
カテゴリー:日記
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